【FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣】ハンス・ロスリング
内容
ここ数十年間、わたしは何千もの人々に、貧困、人口、教育、エネルギーなど世界にまつわる数多くの質問をしてきた医学生、大学教授、科学者、企業の役員、ジャーナリスト、政治家―ほとんどみんなが間違えた。みんなが同じ勘違いをしている。本書は、事実に基づく世界の見方を教え、とんでもない勘違いを観察し、学んだことをまとめた一冊だ。
「BOOK」データベースより
目次
分断本能―「世界は分断されている」という思い込み
ネガティブ本能―「世界はどんどん悪くなっている」という思い込み
直線本能―「世界の人口はひたすら増え続ける」という思い込み
恐怖本能―危険でないことを、恐ろしいと考えてしまう思い込み
過大視本能―「目の前の数字がいちばん重要だ」という思い込み
パターン化本能―「ひとつの例がすべてに当てはまる」という思い込み
宿命本能―「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
単純化本能―「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
犯人捜し本能―「誰かを責めれば物事は解決する」という思い込み
焦り本能―「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
ファクトフルネスを実践しよう
響きワード
世界が分断され、大半の人が惨めで困窮した生活を送っているというのは幻想でしかない。はっきり言って、完全な勘違いだ。
高いところから低いところを正確に見るのは難しい。どれも同じくらい低く見えるけれど、実際は違う。
世界のいまを理解するには、「悪い」と「良くなっている」が両立することを忘れないようにしよう。
どのプロジェクトの予算を見ても、だいたい2割の項目が予算の8割を占めていた。つまり、この2割の項目を厳しくチェックするだけで、予算を大幅カットできるというわけだ。
どんな統計も「ひとりあたり」を見たほうが役に立つ。
あなたと意見の合わない人に考え方を検証してもらい、自分の弱点を見つけよう。
ファクトフルネスとは
①話の中の「分断」を示す言葉に気づくこと。
②ネガティブなニュースに気づくこと。
③「グラフは、まっすぐになるだろう」という思い込みに気づくこと。
④「恐ろしいものには、自然と目がいってしまう」ことに気づくこと。
⑤ただひとつの数字が、とても重要であるかのように勘違いしてしまうことに気づくこと。
⑥ひとつの集団のパターンを根拠に物事が説明されていたら、それに気づくこと。
⑦いろいろなもの(人も、国も、宗教も、文化も)が変わらないように見えるのは、変化がゆっくりと少しずつ起きているからだと気づくこと。
⑧ひとつの視点だけでは世界を理解できないと知ること。
⑨誰かが見せしめとばかりに責められていたら、それに気づくこと。
⑩「いますぐに決めなければならない」と感じたら、自分の焦りに気づくこと。
引用元:FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 ハンス・ロスリング
おススメ度+感想
★★★☆☆3.8点
自分の世界に対しての捉え方はかなり間違っていた事を気付かせてくれました。また様々な事例を通してわかりやすく人間の10の本能を知ることができた。
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
こんな方におススメ!
世界が悪い方に進んでいると思っている方
学生の頃の知識をアップデートされたい方
お読み頂きありがとうございました!