【読書という荒野】見城徹
読書という荒野 (NewsPicks Book) [ 見城徹 ]
目次
第1章 血肉化した言葉を獲得せよ
第2章 現実を戦う「武器」を手に入れろ
第3章 極端になれ!ミドルは何も生み出さない
第4章 編集者という病
第5章 旅に出て外部に晒され、恋に堕ちて他者を知る
第6章 血で血を洗う読書という荒野を突き進め
響きワード
すべての意思決定は人間の感情が引き起こしていること。そのため、他者への想像力を持つことが、人生や仕事を進める上で決定的に重要なこと・・・。
「自己検証、自己嫌悪、自己否定の三つがなければ、人間は進歩しない」
本を読めば、自分の人生が生ぬるく感じるほど、苛酷な環境で戦う登場人物に出会える。そのなかで我が身を振り返り、きちんと自己検証、自己嫌悪、自己否定を繰り返すことができる。
本を読んだ時の気持ちを言葉にして残しておけば、間違いなく自分の財産となる。
人間が何かを達成するには地獄の道を通らなければならないということだ。
人間とは多様で、さまざまな価値観を持つ。そうした他者への想像力を持たない者に、成長も達成もない。そしてこの力は、一朝一夕に身につくものではない。それは地道な読書によって厚くなっていくし、同時に実際の人生において、いじめられたり、理不尽を味わったり、地獄を経験すればするほど強くなっていくものなのだ。
言葉とはその人の生き方だ。言葉を持っている動物は人間しかいない。生き方から搾り出されてきたものが言葉であり、そして自分の発した言葉がまた自分の生き方をつくっていくのだ。
努力は、圧倒的になって初めて意味がある。
リスクとは絶対に不可能なレベルに挑戦することをいう。そうでなければリスクとは呼べない。また、それくらい無理なことをしなければ、鮮やかな結果など出ない。
旅と同じくらい人間を成長させるのは恋愛だ。恋愛ほど、他者への想像力を磨くものはない。
恋愛とはこれほど理不尽なものである。恋愛のなかで他者への想像力を磨き、相手を振り向かせるための圧倒的努力を重ねた経験は、必ずビジネスにも生きると僕は考えている。
ここまで読書について、そこから獲得する言葉について、そしてその言葉を駆使する思考について書いてきた。何度でも書くが、正確な言葉がなければ、深い思考はできない。深い思考がなければ、人生は動かない。
読書という荒野 (NewsPicks Book) [ 見城徹 ]
感想
圧倒的な読書量が伝わってくる本でした。語彙力も圧倒的で読めない漢字もちらほらありました。
高みにいらっしゃる方は自己検証、自己嫌悪、自己否定を繰り返し、いつまでも満足することなく、成長を続けているんだと思いました。
見城さんも幻冬舎を立ち上げたときには、不安と戦っていたそうで、その時には孤独と不安を読書によって埋めようとしていたそうです。今の自分も藁にもすがる思いで、心のよすがを読書から得ようとしているのでしょう。
また自分は顔の格好良さに自信があるわけではありません。ただその中で好意をもった女性に振り向いてもらう為の圧倒的努力から、他者への想像力が磨けていた事。マネジメントにも生かされていたことを認識することができ、なんだか嬉しく思いました。
ただ離婚しそうという現状からすると他者への想像力もまだまだですがw
お読み頂きありがとうございました!