【このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法】北野唯我
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法 [ 北野 唯我 ]
目次
プロローグ このままでいいわけがない。だけど・・・
第1章 仕事の「寿命」が切れる前に、伸びる市場に身を晒せ
第2章 「転職は悪」は、努力を放棄した者の言い訳にすぎない
第3章 あなたがいなくなっても、確実に会社は回る
第4章 仕事はいつから「楽しくないもの」になったのだろうか?
響きワード
すべての働く人がいつでも転職できるだけの「市場価値」を持てたとしたら、あなたの生き方すらも変わる可能性がある。
もしこの世の中に、会社が潰れても生きていける大人と、生きていけない大人の2種類がいるとしたら、両者を分けるのは何か。それが、「上司を見て生きるか、マーケットを見て生きるか」だ。
キャリアは20代は専門性、30代は経験、40代は人脈が重要。
組織にいると、給与は当たり前のようにもらえるものと勘違いする。そして大きな会社にいる人間ほど、実力以上の給与をもらっていることが多い。その中の多くの人間は、会社が潰れそうになったり、不満があると、すぐに社長や上司のせいにする。だがな、勘違いするんじゃない。君が乗っている船は、そもそも社長や先代がゼロから作った船なんだ。他の誰かが作った船に後から乗り込んでおきながら、文句を言うのは筋違いなんだよ。
転職の思考法を手にしたからといって、必ずしも、今の会社を辞めなくてもいい。個人の人生だ。正解はない。
選択肢を持ったうえで、対等な立場で相手と接するんだ。会社に対しても、友人に対しても同じことだ。選択肢を失った瞬間、仕事は窮屈になる。だから、君は食べていく力を身につけなければいけない。自信はそこからしか生まれない。
人間には、「何をするか」に重きをおくto do型の人間と、「どんな人でありたいか、どんな状態でありたいか」を重視するbeing型の人間がいる。
99%の人間はbeing型である。だから、「心からやりたいこと」がなくても悲観する必要はまったくない。
being型の人間が仕事を楽しむために必要な二つの条件
①マーケットバリューを高めること。
②その上で、仕事でつく小さな嘘を最小化すること。自分を好きになれなければ、いくらマーケットバリューが高まり、自分が強くなっても、その「ゲーム」を楽しむことはできない。
世の中で最も恐ろしい言葉のひとつは、失敗という言葉だ。これほど定義が難しく、残酷な言葉はない。多くの成功者が言うように、最後さえ成功すれば、その途中の失敗も、すべては「必要だった」と言える。要は考え方次第なんだ。
すべての働く人が「いつでも転職できる」という交渉のカードを持てば、結果、今の職場も絶対によくなると確信しているから。
引用元: このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法 北野唯我
こんな方におススメ!
転職を考えている方
今の会社で頑張ろうと思っている方
自分に自信を持ちたい方
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む転職の思考法 [ 北野 唯我 ]
感想
自分の「市場価値」を高めることの大切さがわかる本でした。
内容は一つの物語になっており、とても読みやすかったです。
私は今転職を考えているわけではありませんが、過去の経験から気になり読んでみましたが、転職という選択肢を持つことで今の職場も絶対によくなるという言葉はとても共感できました。
もちろん自分自身しっかりと努力をしマーケットバリューを高めなければ意味をなさない話だと思います。
これからも今以上の努力をしていきます。
お読み頂きありがとうございました!
【メモの魔力】前田裕二
メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book) The Magic of Memo (NewsPicks Book) [ 前田裕二 ]
目次
序章 「メモの魔力」を持てば世界に敵はいない
第一章 メモで日常をアイデアに変える
第二章 メモで思考を深める
第三章 メモで自分を知る
第四章 メモで夢をかなえる
第五章 メモは生き方である
終章 ペンをとれ。メモをしろ。そして人生を、世界を変えよう
響きワード
夢、願いを紙に書き付けることで、その思いは格段に強くなります。
現代において、僕が「本当に強い」と思う人材は、「想いの強い人」です。志が高い。夢がある。熱意がある。
メモによって鍛えられる5つのスキル
①アイデアを生み出せるようになる
②情報を「素通り」しなくなる
③相手の「より深い話」を聞き出せる
④話の骨組みがわかるようになる
⑤曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになる
量が質を生むというのは、いつの時代も、どのジャンルにおいても、大体の場合において誰も覆すことのできない心理です。
メモ術のエッセンスは、シンプルに3点です。
①インプットした「ファクト」をもとに、
②気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し、
③自らのアクションに「転用」する。
ビジネスに携わる方は、少なくとも次の4項目に対しては、「Why?」を向けてみてください。
①世の中でヒットしているもの。
②自分の琴線に触れるもの。
③顧客からの要望。
④社内で起きている問題や課題。
人は、原則、「何を言うか」以上に、「誰が言うか」を指針に、誰かの主張に耳を傾けるかどうかを決めているので、まだ大きな実績を持ち得ない個人が、どれだけ良いことを言っても、なかなか相手に届きません。であれば、戦略的に、まず「誰か」になる必要があるわけですが、そのために最も大切なことが、他者を巻き込むことです。
人は、概念に名前をつけないとそもそも思考できません。記憶もできなし、他の何かに応用することもできない。人間は抽象化、そして言語化することによって、クリエイティビティを獲得しているのです。
「夢に日付をつけろ」
僕がストーリーを語るときに特に意識しているポイントは大きく三つです。
一つは、エピソードを可能な限り「具体的に」話すことです。
二つ目は「間」を恐れず使いこなすこと。
三つ目は、「間」の話とも通じるのですが、一方通行ではなくなるべく双方向、インタラクティブに話すことです。
僕が夢をかなえるために昔からやっているのは、特に目新しい手法ではないですが、自分との約束をスケジュールにはっきりと書き込むことです。
メモの本質は「ノウハウ」ではなく「姿勢」である
習慣化できていれば、むしろ「やらないと不安になる」のです。よって、「努力から習慣へ」という意識を持つことが大切なのです。
引用元:メモの魔力 前田裕二
こんな方におススメ !
経営者
学生
自分を見失っている方
メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book) The Magic of Memo (NewsPicks Book) [ 前田裕二 ]
感想
前田さんの人生に対する姿勢、関わっている人みんなを幸せにしたいという想いが伝わってくる本でした。
本の前半ではメモのとり方、考え方が記載されており、抽象化からの転用の所は難しそうな印象を受けました。
しかし、響きワードにも書いた、メモの本質は「ノウハウ」ではなく「姿勢」である。
という一文を見た途端、自分でもやれそうな気がしてきましたw
読了後に早速会議があったので張り切ってメモをとろうとしましたが、普段はあまりメモをとるタイプではなかったこともあり、ファクトを書ききる事すら難しかったです。
努力から習慣へですね!
また特別付録として自分を知るための【自己分析1000問】があります。
自分を見失っている方にはとてもおススメなので是非トライしてみて下さい。
もちろん自分もやろうと思っていますw
お読み頂きありがとうございました!
【読書という荒野】見城徹
読書という荒野 (NewsPicks Book) [ 見城徹 ]
目次
第1章 血肉化した言葉を獲得せよ
第2章 現実を戦う「武器」を手に入れろ
第3章 極端になれ!ミドルは何も生み出さない
第4章 編集者という病
第5章 旅に出て外部に晒され、恋に堕ちて他者を知る
第6章 血で血を洗う読書という荒野を突き進め
響きワード
すべての意思決定は人間の感情が引き起こしていること。そのため、他者への想像力を持つことが、人生や仕事を進める上で決定的に重要なこと・・・。
「自己検証、自己嫌悪、自己否定の三つがなければ、人間は進歩しない」
本を読めば、自分の人生が生ぬるく感じるほど、苛酷な環境で戦う登場人物に出会える。そのなかで我が身を振り返り、きちんと自己検証、自己嫌悪、自己否定を繰り返すことができる。
本を読んだ時の気持ちを言葉にして残しておけば、間違いなく自分の財産となる。
人間が何かを達成するには地獄の道を通らなければならないということだ。
人間とは多様で、さまざまな価値観を持つ。そうした他者への想像力を持たない者に、成長も達成もない。そしてこの力は、一朝一夕に身につくものではない。それは地道な読書によって厚くなっていくし、同時に実際の人生において、いじめられたり、理不尽を味わったり、地獄を経験すればするほど強くなっていくものなのだ。
言葉とはその人の生き方だ。言葉を持っている動物は人間しかいない。生き方から搾り出されてきたものが言葉であり、そして自分の発した言葉がまた自分の生き方をつくっていくのだ。
努力は、圧倒的になって初めて意味がある。
リスクとは絶対に不可能なレベルに挑戦することをいう。そうでなければリスクとは呼べない。また、それくらい無理なことをしなければ、鮮やかな結果など出ない。
旅と同じくらい人間を成長させるのは恋愛だ。恋愛ほど、他者への想像力を磨くものはない。
恋愛とはこれほど理不尽なものである。恋愛のなかで他者への想像力を磨き、相手を振り向かせるための圧倒的努力を重ねた経験は、必ずビジネスにも生きると僕は考えている。
ここまで読書について、そこから獲得する言葉について、そしてその言葉を駆使する思考について書いてきた。何度でも書くが、正確な言葉がなければ、深い思考はできない。深い思考がなければ、人生は動かない。
読書という荒野 (NewsPicks Book) [ 見城徹 ]
感想
圧倒的な読書量が伝わってくる本でした。語彙力も圧倒的で読めない漢字もちらほらありました。
高みにいらっしゃる方は自己検証、自己嫌悪、自己否定を繰り返し、いつまでも満足することなく、成長を続けているんだと思いました。
見城さんも幻冬舎を立ち上げたときには、不安と戦っていたそうで、その時には孤独と不安を読書によって埋めようとしていたそうです。今の自分も藁にもすがる思いで、心のよすがを読書から得ようとしているのでしょう。
また自分は顔の格好良さに自信があるわけではありません。ただその中で好意をもった女性に振り向いてもらう為の圧倒的努力から、他者への想像力が磨けていた事。マネジメントにも生かされていたことを認識することができ、なんだか嬉しく思いました。
ただ離婚しそうという現状からすると他者への想像力もまだまだですがw
お読み頂きありがとうございました!
【年収1億円になる人の習慣】山下誠司
目次
第1章 基本の習慣
第2章 仕事の習慣
第3章 生活の習慣
第4章 学びの習慣
第5章 人生の習慣
響きワード
性格は「顔」に出る。生活は「体型」に出る。本音は「仕草」に出る。感情は「声」に出る。センスは「服」に出る。美意識は「爪」に出る。清潔感は「髪」に出る。落ち着きのなさは「足」に出る。
経営で大事なのは売り方やシステムではなく姿勢である。
ココイチ創業者、宗次徳二さん「早起きは三文の得(徳)」ではなく、「早起きは3億の得(徳)。超早起きは30億の得(徳)」です。しなくてもいいことは、誰もやりたくない。けどそれをやり続けるから、自分(会社)の成長につながる。
年収1億を実現するには誰でもできるけど、誰もやっていない「習慣」をやり続ければいいだけ。
仕事は質よりスピード。
アパマンショップ創業者、高橋誠一会長「数字に弱い人は、お金にご縁がない人」
誰にでも自ら率先して「礼儀正しい挨拶」を。
年収400万未満では朝型が「3割程度」に対して年収1600万以上では「6割以上」
早起きをすると「目的意識」が明確になる。朝は脳の状態が良いので仕事効率が上がる。
ソニー生命保険 安藤国威名誉会長、最後は「自分が引く事」を心がける。意見を戦わせる時も決して相手を論破しようとしない。部下を打ち負かすリーダーのもとでは、人は育たない。最後に必ず「自分が身を引く」ことで相手の意見を受け止めている。
グリーン車やファーストクラスに乗ると傲慢になり、現場感覚やお客様視点を見失ってしまう可能性有り。
移動時間=仕事をする時間。この姿勢の差ができる人とできない人を分ける。
お金を集めれば集めるほど、たくさんの人を喜ばせ、幸せにできる。お金はお金のことを好きな人のところに集まる。
お金は自分の将来だけでなく、たくさんの人の将来につながるように、たくさん稼いでたくさん使っていく。
経営者になったとたん、努力を怠り基本を忘れ、素直さを失い、人の話を聞かなくなった、天狗になると失敗する。他人の事を考えず、自分の事しか考えてないと天狗になる。
失敗は買ってでもした方が経験値が上がる。
神社は「お願い」をする場所ではなく「誓い」を立てる場所。お願いは他力本願、誓いは本人の努力。自分自身の行動が変わる。
3つの約束「逃げない」「人のせいにしない」「言い訳をしない」
社員の配偶者の顔には社員の本音が書いてある。
良い配偶者とは①相手に依存しない人②ムダ使いをしない人③相手の成功を家庭の成功と思える人。
圧倒的な本気とは退路を断つ事。
感想
とてつもないストイックさが伝わってくる本でした。
まず自分と名前が一緒というだけで親近感が湧きますね。自分もやれそうな気がしてきました。
響きワードには書いていませんが、山下さんがまだ経営者ではなかった頃に店舗内で誰が早く出勤できるかの競争になったそうです。7時、6時、5時と・・・
最終的に終止符を打ったのが山下さんで、始発よりも早く行くために原付を買い、出勤され決着。圧倒的すぎます。
様々な方の名言も出てきており、自分のレベルが上がれば周り方のレベルも上がり更に自分も高まる。最高のスパイラルですね。
これからも自分も努力を惜しまず成長し続けます。
お読み頂きありがとうございました!
【すかいらーく創業者が伝える「売れて」「喜ばれて」「儲かる」外食業 成功の鉄則】横川竟
【店内全品5倍】すかいらーく創業者が伝える「売れて」「喜ばれて」「儲かる」外食業成功の鉄則/横川竟/『フードビズ』編集部【3000円以上送料無料】
目次
第1章 理念はあるか
第2章 外食の肝は商品
第3章 健康と安全は絶対条件
第4章 “低価格”だけが価値ではない
第5章 出店戦略の勘どころ
第6章 “いい店”の人づくり
第7章 店長中心経営のすすめ
第8章 マーチャンダイジングを軸に物流と商流を変えよう
第9章 外食文化論
第10章 “今”を勝ち抜くために
響きワード
儲けるだけでは誇りは持てないと思います。儲けだけではないプラスアルファの何かが必要なのです。それは、自分が社会の中でどのような役割を果たしているかということです。
どういう企業が、どういうトップが、新しい価値を、豊かさを創造できるのか。それは、「時代と競争できる会社であり、トップである」。この「時代」という言葉を「お客さま」と置き換えてもいい。
外食のトップには三つのタイプがあると考えています。金に強いトップ、数字に強いトップ、商品に強いトップの3種類です。この3タイプのうち前の二者は商品に対する品質基準を持っていないことが多いのです。一方商品に強いトップは、自分の中にある品質基準をしっかりと持っているため、価格最優先にはならないのです。
本部がやらないといけない仕事をつきつめると、三つしかありません。店をきれいにすること、現場の教育をすること、そして良い商品をつくること、この三つです。
外食業ほど現場の人たちのモチベーションが成否を左右する業種はありません。
いい店の第一条件は、働いている人が誇りを持てること
規模でもない。利益でもない。何を仕入れて何を売るか、それは何でもいい。同じ価値観を持って集まった仲間たちがより豊かになるために、一緒に働いてくれた人たちがより良い人生を送れるように、店をつくっていきたいんだ。
私の夢は消費者に一番喜ばれるファミリーレストランをつくること、そして何より働いている人たちが働いて良かったと思える会社をつくっていくこと。
従業員が店に誇りを持ち、やりがいを感じ、その上で消費者に喜ばれる、というのでなければ私にとっていい店、いい会社をつくったとはいえない。
「本物」とは本物の素材を使って本物の調理をするということです。
「素材の質を落として利益を出す 」は自殺行為だ
セントラルキッチン(CK)は「マーチャンダイジング(MD)のへそ」
変化できないということは、外食ビジネスにおいては、いずれ滅びるということを意味している。
MDはトップの思想そのもの。産地との関係ではトップが自ら働くことが大変に重要です。産地とわれわれとは常に対等の立場にあるべきで、「買ってやる」という態度では長く良好な取引を継続することは絶対にできません。
MDを進めるにあたっての優先順位は、安全、味、価格です。
思い続けると運がやってくる
こうしたい、ああしたい、自分の夢はこうなんだ・・・そう思い続けた時だけに、実現の可能性は出てくる。
従業員が夢と希望を持てない会社は、新しい価値を創造できない。
“いい店”があって初めて企業の成長があるのであって、上場や成長そのものを目的としては本末転倒です。
教育とはイコール、トップのビジョンである。
マネジメントとは働く人をいきいきとさせてあげること。言った通りやらせることがマネジメントではないんだ。仲間を大切にできる人はお客さまも大切にできる。皆がいいサービスをして、楽しく働くことができたら、マネジメントは完成したといえるだろう。
夢は大きく持て。リスクは背負え。苦しいこと、困難なことに挑戦し、それを実現させたときに価値ある感動が生まれる。
必要以上の利益はお客さまと従業員に還元する。
【店内全品5倍】すかいらーく創業者が伝える「売れて」「喜ばれて」「儲かる」外食業成功の鉄則/横川竟/『フードビズ』編集部【3000円以上送料無料】
感想
人生の深さが伝わってくる本でした。
私自身の仕事に対する価値観がかなり重なっており、とても共感できました。
外食業以外の方でも、店舗マネジメントをされている方、これからされたい方にはとてもオススメです。仕事人としての本質が書いてあります。やはりどの業種においてもコミュニケーションスキルはなくてはならないものですね。
各章の終わりに、商売つれづれと書かれているページがあるのですが、ほとんどのページが胸に残るものでした。
そんな方がトップである高倉町珈琲の今後が楽しみです。
お読み頂きありがとうございました!
【人生の勝算】前田裕二
- 第1章 人は絆にお金を払う
- 第2章 SHOWROOMが作る新しいエンターテイメントのかたち
- 第3章 外資系投資銀行でも、求められたのは「思いやり」
- 第4章 ニューヨーク奮闘記
- 第5章 SHOWROOM起業
- 第6章 SHOWROOMの未来
- 感想
第1章 人は絆にお金を払う
「コミュニティ」と呼ばれる、絆の集合体が、
どんな種類のビジネスにおいても鍵となる。
理由①現代人が価値を感じる要素が詰まっているから。どれだけの価値を感じたかを表す指標が売上・収益。
理由②コミュニティの成功に影響を与える最大変数は、後天的な努力の絶対量だから。
コミュニティが深まる要素
①余白があること
②常連客ができること
③仮想敵を作ること
④秘密やコンテクスト、共通言語を共有すること
⑤共通目的やベクトルを持つこと
第2章 SHOWROOMが作る新しいエンターテイメントのかたち
エンターテイメントの現代において最も重要なのは、表現者が支えてくれるオーディエンスのところまで降りて、しっかりと丁寧なコミュニケーションをすること。
第3章 外資系投資銀行でも、求められたのは「思いやり」
宇田川さんという天才の存在によりUBS証券に入社。
新人の時に「この仕事をする上で、勉強しなくてはいけないことは何ですか?」と宇田川さんに聞くと「勉強なんかはいらないよ。とにかく人に好かれること。秘書でも、掃除のオバちゃんでも、受付の人でも、好かれなくちゃダメだ」と言われた。
宇田川さんは人に好かれる天才ですが、それ以前に、「人を好きになる天才」だった。
人を好きになることは、コントローラブル。自分次第でどうにでもなる。
皆に挨拶する。早く来て勉強をする。人には思いやりを持って接する。当たり前のことをやり続けた。
思いやりとは、「他者」の目を持つこと。
コミュニケーションに求められることは、シンプル。相手の立場に立つこと。
第4章 ニューヨーク奮闘記
モチベーションはどんな仕事術にも勝る。
自分の進む道は、現時点では少なくともこれで間違いないと言える、信じ切れる、というところまで見極め作業を徹底すれば、モチベーションは身体から湧いてくる。
自己分析の目的は、人生のコンパスを持つこと。自分が何をしたいのかを示すコンパスがないと、人生という荒波の中で、すぐに迷ってしまう。
第5章 SHOWROOM起業
事業化に際してやったのは、「SHOWROOMがどこを目指すか」という、ビジョンの共有。この先、何があろうと決してぶれないレベルまで、固めておこうと決めた。
DeNAに入る前に、南場さんがかけた言葉「事業は、実業は、生半可な覚悟じゃ作れない。胆力が重要だ」
真っ暗闇の中を走っている時も、「絶対に俺たちはうまくいく」という根拠のない自信と、SHOWROOMのビジョン、そして、自分自身の価値観のコンパス・モチベーションの源泉は、ぶれずに存在し続けていた。
第6章 SHOWROOMの未来
南場さんがよく言う。
「企業が 世界中に提供している価値や、生みだしている新しい幸せが大きければ大きいほど、それに応じた利益が返ってくるもの。つまり、利益は、企業がどれほどの価値を世に果たしているかを測る、通信簿だと思うのです」と。
「社長は孤独である」というのは、きっと、自分が作り出した虚像なのであろう。身の回りで起こる現象はすべて、自分に責任がある。思考は強く思うほど現実になる。社長は孤独と思えば、本当に周りもそう接するし、一方で、孤独とは思わずみんなに対して絶対的な愛情を持って接すれば、きっと我がチームは、自分にとっても、みんなにとっても、かけがえのない、代替不可能な温かい居場所になる。
壁にぶち当たりながら、その壁を打ち破っていく過程で、二つの大事なことに気付いた。
一つはどんなときも揺らぐことがない、深く大きな愛情を持つこと。
もう一つ、更に大切なこと。それは人生の価値観、向かうべきベクトルを明確に持つこと。つまり、「人生のコンパスを持っている」ということ。
感想
人生のコンパスを持っている人の強さが文字を通して伝わってきました。
ぶれないビジョン、高い志を持った人にはやはり惹かれます。石原さとみさんのハートを射止めたワケもわかりますね。
そして僕はSHOWROOMで働きたいとも思ってしまいました。
思考は強く思うほど現実になる。見えない世界と見えている世界は繋がっていますね。
エンターテイメント事業の話から人としての立ち振る舞いまで網羅された一冊でした。
お読み頂きありがとうございました!
【新世界】西野亮廣
第1章 貯信時代
現代には「クラウドファンディング」という資金調達の選択肢がある。
お金とは「信用」であり、 クラウドファンディングとは「信用を換金する装置」。
「貨幣経済」から「信用経済」へ 。
貯信時代においては、「貯金」は機会損失だ。
お金を銀行に寝かせておくぐらいなら、そのお金を使って一人でも多くの人を笑顔にして、信用を稼いでおいた方がいい。
信用の稼ぎ方はその人が置かれている状況によって変わってくるが大筋は 一緒。
「嘘をつかない」ということ。
嘘は感情ではなくて、環境によって“つかされる”。
第2章 オンラインサロン
オンラインサロンは「町」。同じ趣味や志を持った人間同士で集まって、そして、そのコミュニティーの中で仕事やお金を回して、集めた税金もその中で使う。
オンラインサロンを利用して、個人がやりたい仕事だけを選べるようになってきたこの時代に、仕事内容をバッキバキに決めてしまう「会社」の立ち位置は難しい。
社員に利用されない会社は廃れる。
優秀な人材が追い求めるのは、「高い給料を貰っている自分」ではなく、「常に面白い事をしている自分」。
第3章 新世界
心を奪えば奪うほど魅力的な未来予想図は現実化する。
誰がどれくらい信用されているか、その感謝の文字の数値を可視化する装置が、「レターポット」。
人検索の地図と、信用ポイントを掛け合わせて、誠実に生きている人を助けに行く。
元来、言葉は美しい。言葉を汚している原因は、「文字」が無尽蔵に発行できてしまうことと、そこからくる僕らの甘え。
「人間は汚い言葉よりも美しい言葉を優先的に選ぶ生き物である」。
感想
「第3章」の終盤から「おわりに」が今まで読んだビジネス書で1番感動しました。
信用が大切ということは充分に理解出来ました。オンラインサロンに入るなど積極的に活動をしていかなければいけませんね。また具体的な信用の稼ぎ方は、同著「革命のファンファーレ」に載っているとのことでした。まだ読んでいないので、今度読んでみようと思います。レターポットもどんなのか気になるし一度使ってみよう。
それにしても、被災地への千羽鶴が迷惑だなんて全く知らなかったな。送った事はありませんが。相手の事をしっかりと考えて必要な物を送らないとダメですね。
お読み頂きありがとうございました!